大嘗宮に行ってみた
皇室の長い伝統を受け継いだ、皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式「大嘗祭」。その大嘗祭が執り行われる舞台が【大嘗宮】。【大嘗宮】は「大嘗祭」の為だけに建てられ、そして「大嘗祭」が終わると取り壊されてしまいます。令和の【大嘗宮】は、11月21日から12月8日の18日間一般公開され、期間中約78万人が【大嘗宮】を一目見ようと押し寄せたそうです。ちなみに平成の時は約49万人だったそうなので今回の注目度の高さが伺えます。
ちょうど一般参観の期間中お江戸に出向く予定があったので、こんなチャンスを逃すわけにはいかない!ってことで、私も12月2日に【大嘗宮】に行ってみました。
私が行った日は生憎の空模様。ホテルを出発して間もなく履いていたブーツが雨で水没(汗)レインブーツと靴下の購入を余儀なくされる程の結構な大雨でしたが、そのせいか人が少なくセキュリティチェックもスムーズ。まったく並ぶこともなく入る事ができました。ラッキー!!(ポジティブシンキング(笑))
「乾通りの一般公開」も同時開催されていたので、
乾通りから西詰橋を渡って入る事にしました。
すると乾通りの中ほどあたりで、奇跡的に雨が小降りになり日が照ってきて・・・
西詰橋でまさかの虹が出現!
お堀から立ち上る靄と相まって、なんとも幻想的な景色に。
こちらが大嘗宮平面図。
参観ルートの確保のため一部建物が撤去されているとのこと。
(多分幄社かな?)
大嘗宮が見えるころには雨も上がりました。
大嘗宮に近づくにつれ、何とも言えない木の香りが漂います。
南上門から。
主基殿
廻立殿(裏から)
雨のおかげで人が少なくて、存分に見ることができて本当にラッキーでした。そろそろ解体も始まっている頃かと思いますが、大嘗宮の設営関係費は解体費も含め19億700万円だとか。解体後の木材は、バイオマス発電の燃料チップに再利用されるそうです。何かもっと別の利用法はなかったのかなぁ?とも思いますけども・・・まぁ、何はともあれこのような建築物を見られることはそうそうないので、拝見できて良かったです。次は何十年後かに、生きていれば・・・(笑)